人生の一人旅研修

TRAVELING ALONE

人生の一人旅研修

◆チャレンジ制度(1人海外研修)

入社7年目以降の社員が、約1ヶ月間の海外研修を受けられる制度です。与えられるのは最初の行き先となる国のみ。チケットも自ら手配し、旅程も自ら決める究極の1人修行旅です。現地で体験する食や暮らし、人との出会い、時に訪れる過酷な経験を通して、料理人としてだけでなく、人間としてより一層成長するための“ヒント”を見つけることを目的としています。

『南米6カ国旅』

熊切 大地 料理人 熊切 大地
ベネズエラ、ボリビア、ペルー、アルゼンチン、チリ、エクアドルの南米6カ国を巡りました。1人で異国の地で生活するという経験がなかったので、初めは「何をしようか?」と悩み、これからの1ヶ月間をすごく長く感じました。ただ、縮こまっていても仕方がないと思い、日本では絶対にしないですが、現地の人にどんどん話しかけてみました。すると、ほとんどの人が食事や文化、観光スポットを喜んで教えてくれました。一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだり、ペルーのマチュピチュに登ったり、エクアドルのガラパゴス諸島で海に潜ったり、たくさんの思い出ができ、今でも連絡を取り合う友人もできました。
多くの出会いを通して感じたのは、人の温かさです。日本よりも貧しく、大変な暮らしをしている人たちが多い中でも、みんな笑顔で楽しそうで、とにかく優しいんです。仕事で小さなことに悩んだり、イライラしたりしていた自分をとても小さく感じました。
南米で味わった人の温かさを、今度は日本でお客様や共に働くスタッフに与えられるように、周りのみんな全てを笑顔にできるような、そんな人間になっていきたいなと強く思った旅となりました。

『ヨーロッパ4カ国食べ歩き旅』

室井 大輔 料理人 室井 大輔
もともと食べることが大好きで、いろいろな国の本場の味を知ることを目的に、イギリス、スペイン、イタリア、フランスの順で4カ国を巡りました。食べ歩き好きな友人や知り合いから情報を集め、各国の星付きレストランを厳選して訪問しました。その他にもイギリスでは世界一のマティーニがあると有名なデュークス・バーを訪れたり、スペインではバルを何件も渡り歩いたり、現地の居酒屋やカジュアルレストラン、市場なども興味のあるところにはどんどん積極的に行ってみましたね。
その土地土地に根ざした料理や流行の料理を食べて、さまざまなヒントをたくさん掴むと共に、改めて感じたのが日本の料理人や日本食の素晴らしさでした。旅の最後に訪れたフランス・パリでは日本人シェフが腕を奮うレストランを中心におじゃましたのですが、やっぱり美味しいんです。他の国ではちょっと口に合わなかったり、あまり美味しくなかったりという料理もあったのですが、日本人が作る料理や日本料理は総じてクオリティーが高い…それって当たり前のようですけど、すごいことなのだと思いました。本当にたくさんの学びのある旅でしたね。

『北インド・ヒマラヤ旅』

角谷 健人 料理人 角谷 健人
1つの街に3〜4日滞在し、地元の食や暮らしをゆったりと味わうイメージで旅をしていました。残念ながら本場のカレーは私には合わなかったのですが(笑)、一方でヒマラヤの山岳地帯を訪れた時に食べた麺料理やスープは、どこか日本的なやさしい味わいがあり、とても美味しかったですね。
ガンジス川に行けば、死体が焼かれ、流れる中で沐浴をする人がいたり、ヒマラヤでは山の中の過酷な環境下で信仰心を持ちながら暮らし続ける民族がいたり、本当にいろいろな価値観を持って暮らしている方たちに出会うことができました。
さまざまな土地で暮らす人々を見てきた中で感じたのは、今いる環境を受け入れることの大切さでした。出発前は仕事に対して「好きなことをやり続けたい」「自分の思い描くキャリアを歩みたい」といった想いが強かったのですが、縁があって、チャンスをいただけたことに対して、「どうしたらもっと良くなるだろうか?楽しめるだろうか?」と考えて、一生懸命に取り組むことも大事なんだと改めて感じました。「ああしなきゃいけない」「こうあるべきだ」と焦るのではなく、「今を強く生きよう」と思えるようになったのは、この旅があったからですね。

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